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東洋医学×ヨガで季節のゆらぎを整える 春夏土用秋冬それぞれに合うレッスンの工夫

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東洋医学の知恵をヨガに活かすセルフケア

東洋医学では、気や陰陽、五行のバランスを整えることが心身の健やかさにつながると考えられています。一方でヨガも、呼吸・姿勢・意識の向け方を通して、体の巡りと心の落ち着きを整えていく実践です。

この2つをあわせて捉えると、体の不調を一部分だけで見るのではなく、感情の動きや季節の影響まで含めて丁寧に見ていけるようになります。日々のセルフケアやヨガレッスンづくりに活かしやすいよう、考え方の土台から季節ごとの実践の視点まで、流れに沿って整理しました。

陰陽五行説

東洋医学とヨガがつながる理由

陰陽五行説を土台に心身をみる

東洋医学の根幹には、相反する性質が支え合いながら成り立つと考える「陰陽論」と、自然界を木・火・土・金・水の5つの要素で捉える「五行説」があります。どちらも共通しているのは、どれか一つだけを強く見るのではなく、全体の巡りや釣り合いを見る視点です。

ヨガでも、柔軟性だけ、筋力だけ、呼吸だけを見るのではなく、体と心を一体として扱います。東洋医学とヨガは生まれた背景こそ異なりますが、内側のエネルギーの流れを整え、調和を大切にするという点で、とても相性のよい組み合わせです。

陰陽論では、相反する性質のバランスが保たれていることが健やかさにつながると考えます。
五行説では、木・火・土・金・水の巡りや相互関係から、体の状態や季節の影響を読み解いていきます。
ヨガは呼吸・瞑想・アーサナを通して、体内の流れと心身の統一感を高めていく実践です。

気血水と五臓から整える視点

東洋医学では、体を気・血・水の巡りや五臓の働きから捉えていきます。心、肝、脾、肺、腎という五臓は、西洋医学の臓器名と同じ言葉が使われていても、単なる器官の名称ではなく、体と心の働きを広く含んだ概念として理解されます。

これらは互いに助け合ったり、抑え合ったりしながら全体の調和を保っています。ヨガのレッスンでも、肩こり、冷え、呼吸の浅さ、気分の落ち込みなどを部分だけで切り分けるのではなく、体全体のつながりとして見ていくことで、より丁寧な組み立てがしやすくなります。

視点
内容
陰陽
相反する性質の釣り合いを見る考え方で、どちらかに偏りすぎない状態を大切にします。
五行
木・火・土・金・水の5つの要素から、季節や体の傾向、相互の影響を読み解きます。
気血水
体を巡るエネルギー、栄養、潤いのバランスを見ながら、不調の背景を捉えていきます。
五臓
心・肝・脾・肺・腎の働きを、身体面だけでなく感情面も含めて広く見ていきます。

感情と五臓のつながり

感情と五臓の関係

東洋医学では、感情の揺れは心の問題だけではなく、五臓の気の流れとも深く関わると考えられています。怒りは肝、喜びは心、思い悩みは脾、悲しみや憂いは肺、恐れや驚きは腎に影響しやすいとされ、感情が強く続くほど体の巡りや臓腑の働きに偏りが生まれやすくなります。

ヨガでは、姿勢や呼吸を整えることが、そのまま感情の鎮まりにもつながる場面があります。身体面だけでなく、呼吸の浅さ、落ち着かなさ、考えすぎ、疲れやすさといった内側のサインも見ながらレッスンを組み立てることで、より実感のある内容にしやすくなります。

感情
関わる五臓
捉え方
怒りが過剰になると、肝の気が上がりやすく、頭にのぼるような不安定さにつながりやすいと考えます。
喜びすぎても心の気がゆるみ、精神の安定が崩れやすくなることがあります。
考えすぎや悩みが続くと脾の働きが落ち、やる気の低下や食欲不振にもつながりやすいとされます。
悲・憂
悲しみや憂いが強いと、肺の気が弱まり、呼吸の浅さや意気消沈につながりやすくなります。
恐・驚
恐れや驚きが強いと、腎の気が落ちやすく、落ち着かなさや消耗感につながりやすいと考えられています。
病因の見方

東洋医学では、病気の原因を外因・内因・不内外因の3つに分けます。ヨガレッスンに活かすときは、寒暖差や乾燥などの外側の影響だけでなく、感情の揺れ、疲労、考えすぎのような内側の影響もあわせて見ていくことが大切です。

季節ごとのヨガレッスンの組み立て方

ここは、元の内容に合わせて「ケア」ではなく、春・夏・土用・秋・冬それぞれのヨガレッスンとして読みやすく整理しています。先に一覧で全体像をつかめるようにし、その後で各季節の特徴とレッスンの工夫を順に見ていける構成にしました。

まず一覧で比較し、その下で季節ごとの写真と詳しい説明を見る流れにすると、読者が途中で迷いにくくなります。

季節
おすすめテーマ
特徴と影響
レッスンの工夫
平穏、受容、デトックス、自律神経、アレルギー対策
寒暖差と風の影響を受けやすく、風邪による皮膚トラブルや、肝の気の上昇による頭痛・イライラが出やすい時期です。
背骨への意識、グランディング、吐く息を丁寧に使う呼吸で自律神経を整えます。
集中、喜び、夏バテ防止、むくみ解消、ストレス発散
暑邪や湿邪の影響でだるさやむくみが出やすく、冷房による首・腰・足首の冷えにも注意が必要です。
水分補給を促し、むくみ対策のポーズとアクティブなフロー、最後の休息を組み合わせます。
土用
感謝、労り、胃腸の調子を整える、リラックスヨガ、不眠ケア
季節の変わり目で「土」のエネルギーが高まり、消化器や脾の働きが大切になる時期です。
腹式呼吸や胸を開く動きで中心軸を整え、温度管理にも気を配りながら穏やかに進めます。
慈愛、満足、呼吸、便秘解消、潤い
燥邪の影響で皮膚、髪、呼吸器である肺が乾きやすく、皮膚トラブルや喘息、便秘が出やすくなります。
呼吸への意識を高め、セルフマッサージも入れながら、肺と皮膚をやさしく整えていきます。
安心、安堵、腎臓への労り、冷え対策、エイジングケア、骨盤調整
寒邪により体が縮こまりやすく、冷えや痛み、代謝低下、免疫力低下が起こりやすい時期です。
骨盤底筋群を意識し、下半身を内側から温める動きや姿勢改善を取り入れて整えます。

春のヨガレッスン

春のヨガレッスン

項目
内容
おすすめテーマ
平穏、受容、デトックス、自律神経、アレルギー対策
春の特徴と影響
春は寒暖差が激しく、風が強いため、体内に風邪が入り込みやすく、上半身や皮膚にトラブルが現れやすい時期です。また、陽気が高まることで肝の気が上昇しやすく、頭痛、血圧の上昇、イライラなどの高ぶりも出やすくなります。
レッスンの工夫
背骨に意識を向け、グランディングを意識したシークエンスを組みます。呼吸法は吐く息に焦点を当て、リラックスしながら自律神経を整えていく流れが向いています。

夏のヨガレッスン

夏のヨガレッスン

項目
内容
おすすめテーマ
集中、喜び、夏バテ防止、むくみ解消、ストレス発散
夏の特徴と影響
夏は高い湿度と蒸し暑さが特徴で、暑邪や湿邪が体内に影響を及ぼします。汗として発散される水分が多い一方で、余分な水分が残ると胃腸の調子を崩し、だるさやむくみが出やすくなります。冷房の使いすぎによる首・腰・足首の冷えにも注意が必要です。
レッスンの工夫
こまめな水分補給を促し、むくみを解消するポーズを取り入れます。アクティブなフローヨガで発散しながら、最後はシャバーサナでしっかりリラックスする時間を設けます。

土用のヨガレッスン

項目
内容
おすすめテーマ
感謝、労り、胃腸の調子を整える、リラックスヨガ、不眠ケア
土用の背景
陰陽五行説では、自然界は火・木・土・金・水の5要素で成り立ち、土用は「土」のエネルギーが盛んになる時期として位置づけられます。日本では夏バテ防止のために丑の日にうなぎを食べる習慣もあり、体の中心である消化器、特に脾の働きが大切にされます。
レッスンの工夫
ゆったりとした腹式呼吸や胸を開くポーズで中心軸を整えます。季節の変わり目に対応できるよう、教室内の温度管理にも配慮しながら、心を前向きに整える内容を心がけます。

秋のヨガレッスン

秋のヨガレッスン

項目
内容
おすすめテーマ
慈愛、満足、呼吸、便秘解消、潤い
秋の特徴と影響
秋は気温と湿度が下がり、空気が乾燥するため、燥邪が皮膚や髪、呼吸器である肺に影響を与えます。乾燥により、皮膚トラブルや喘息、便秘なども起こりやすくなります。
レッスンの工夫
呼吸に意識を向け、免疫機能を高める内容を盛り込みます。セルフマッサージなどを取り入れ、皮膚や肺をやさしく刺激しながら、体内に潤いをもたらす工夫を加えます。

冬のヨガレッスン

冬のヨガレッスン

項目
内容
おすすめテーマ
安心、安堵、腎臓への労り、冷え対策、エイジングケア、骨盤調整
冬の特徴と影響
冬は寒邪が体を縮こまりやすくし、血行不良による末端の冷えや痛み、新陳代謝や免疫力の低下を招きやすい時期です。特に腎は生命エネルギーの源とされ、腎の不調は老化現象や体内エネルギーの低下にもつながると考えられています。
レッスンの工夫
骨盤底筋群を鍛えるトレーニングや、下半身を内側から温めるポーズを取り入れます。姿勢改善もあわせながら、寒さによる冷えを防ぎ、全体のバランスを整えるレッスンにしていきます。

まとめ

東洋医学をヨガに活かす視点は、体の不調を部分だけで見ず、感情、季節、呼吸、巡りを含めて全体で捉え直せるところにあります。特に季節の章は、単なるセルフケアの紹介ではなく、その時期の特徴に合わせてレッスンを組み立てるヒントとして読むと内容がより活きてきます。

 

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ひとつ読んで終わりではなく、「今の自分に合うケア」を少しずつ増やしていくと整いやすくなります。
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